夏の暑さが嘘のような、いつしかすっかり涼しい秋の風。
いつも通り、ベランダの窓を開けていた数日前、何処かで嗅いだ匂いがしてきた。
「匂い」じゃないな。
「香り」だ。
甘ぁ〜い香り。桃かなー?
きっと、近所でトイレの芳香剤とか人工的な香りの物を外に出してるんだ!
いい香りだけど嗅いじゃダメ!
何故かそう思って窓を閉めた。
それくらい強烈に香りが部屋に入ってくる。

で、その香りがしてから初めて買い物に外へ出た。
社宅入り口を出てすぐ、あの「人工的な嗅いじゃイケナイ香り」がする。
ん??
入り口を出てある木の側を通ったら、その香りが強くなった。
深い緑の葉を付けたその木は、これまた深いオレンジ色の花を沢山咲かせていた。
私は、今までその木を見た事はなかった。
でも、その「人工的な嗅いじゃイケナイ香り」は確かにこの木が放っている。
途端に「人工的な嗅いじゃイケナイ香り」が「いい香り♪」に変わって、その木の前で深呼吸をした。
いい気持ちでスーパーへ向かい、帰りもあの木の前で深呼吸。
おや?
香りがしないゾ?!
やはりあの香りは「人工的な嗅いじゃイケナイ香り」だったのか??

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